今では、パソコン以外にも様々な機器にハードディスクが搭載されています。1956年に誕生してから50年以上経過しているハードディスクは、その長い過程で劇的な進化を遂げています。
ハードディスクの基本
ハードディスクは、OSや各種データを保存するための記憶装置です。ハードディスクが故障してしまうと、これまでに保存していたデータは全て消えてしまい、さらにパソコン自体を使用することができなくなってしまいます。
ハードディスクの基本構造は音楽のレコードプレイヤーと似ており、レコード盤にあたる部分が「プラッタ」、レコードの針が「磁気ヘッド」のようなものです。高速回転している円盤に磁気ヘッドが読み書きを行うことで、データの読み込みや書き込みが行われています。
非常にデリケートな部分であるため、少しの衝撃でも故障や劣化の原因となってしまうことがあります。ただ、壊れてしまった場合でも他のパーツが無事であれば、ハードディスクを処分して交換すれば、パソコン自体の修理は可能です。
世界初のハードディスクの大きさは冷蔵庫2個分!?
世界で最初に開発されたハードディスクは、1956年にIBM350のディスク記憶装置として登場しました。直径が24インチ(約60cm)もあるディスクが50枚も重ねられ、ドライブユニットは大型冷蔵庫が2つ並んだくらいの大きさといわれています。
それほどまでに巨大なサイズだったのにも関わらず、記憶容量はたったの5MB程度しかありませんでした。現在では、USBメモリなどの小さな記憶媒体であってもこれほど容量が小さなものはなく、回転数も今ではおよそ7200回転あるのに対し、1200回転ほどです。
ただ、500万文字の情報からでも1秒足らずで特定の情報を取り出すことができ、能力的には優秀だったのです。
容量が増えたからこそ気をつけたいハードディスク処分方法
ハードディスクは、かなりグレードアップされ容量も数十GBが一般的となりました。保存できる情報が増えたのは良いことですが、ハードディスクを処分する際は、データが残らないようにきちんと消去することが大切です。物理破壊などデータを破棄する方法はいくつかありますが、安全性を考えるならプロに任せることをおすすめします。
神奈川県にある弊社では、OA機器全般の買取やデータ消去サービスを行っています。安全にハードディスクを廃棄したい方は、ぜひご相談ください。データ消去は米国国家安全保障局方式を基本としており、お客様のご要望に応じて各種方式によるデータ消去も可能です。